このレポートでは、昨今の社会課題に対する革新的なソリューションを開発し、さらなる飛躍のための知的財産の基盤を築いている企業や業界を評価しています。
ニューヨーク、2023年1月31日 – 科学に裏付けられた特許分析ソリューションのリーディングプロバイダーであるLexisNexis® Legal & Professionalは、「Innovation Momentum 2023: The Global Top 100」レポートを発表しました。このレポートは、過去2年間の特許ポートフォリオの強さの変化の分析に基づき、世界で最もダイナミックなイノベーターが科学や技術の進歩にどのように貢献しているかを表したものです。
【Top 100産業別のイノベーター企業数のランキング】

Innovation Momentum:The Global Top 100は、過去2年間の技術開発の速度と進化を明らかにし、知的財産の複雑さに新しい分析を提供します。企業は、イノベーションの成果を同業他社と比較し、客観的な視点で最先端技術への投資を評価することで、インサイトを得ることができます。このレポートでは、分析ソリューションLexisNexis® PatentSight®の特許評価指標であるPatent Asset Indexをベースにした独自の方法を用いて分析した結果を紹介しています。Top 100では、企業のポートフォリオ内の特許ファミリーの価値を評価し、小規模でも高価値のポートフォリオを持つ特許権利者や、保有する特許が広範囲で長期間に亘って維持している特許権利者に得点を加算しています。
“今年のInnovation Momentumレポートは、前例のない課題に直面しても、イノベーションの精神で逆境をチャンスに変え、後退を長期的な成功に変えることを示しています。Top100に選ばれた各社にお祝いを申し上げるとともに、各社のイノベーションが今後どのように発展していくかを楽しみにしています。”
と、LexisNexis® Intellectual Property Solutionsのグローバル カスタマーサクセス責任者のマルコ・リヒター氏は述べています。
“イノベーション・リーダーシップとは、画期的なイノベーションを早期に取り上げ、特許を取得する最適なタイミングや地域に関する判断をすばやく行うことを意味します。”
と、半導体業界のトップ100企業であるインフィニオン・テクノロジーズの知的財産担当VP、ピーター・バーグ氏はコメントしています。
グローバルなトレンドが加速し、イノベーションの新しい波を起こす
本レポートでは、イノベーションの進展に関するベンチマークを提供するだけでなく、多様で迅速なイノベーションのケーススタディとして、3つの産業や企業について深く掘り下げています。
- 今年、化学・素材産業が上位にランクインしたのは、他の産業の基礎となる重要な役割を担っていることを反映しています。この業界で最も強力な特許ポートフォリオを持つ2社は、異なる方法でイノベーションの勢いを示しています。LG Chemが全体的に大きなポートフォリオサイズを誇る一方で、BASFは合理的なポートフォリオの中で特許の質の高さを際立たせています。
- ·消費財産業では、タバコ会社のエントリーが上位を占めています。フィリップ・モリス・インターナショナルなどの企業にとって、消費者の習慣や規制当局が従来のタバコ使用に反対する動きを強めるなか、電子タバコのような製品のためのイノベーションは生き残るための重要な課題となっています。
- Top100にランクインした医療技術系企業は、急速に進む高齢化社会のニーズに対応するため、いずれも特許ポートフォリオの規模を拡大しました。医療機器メーカーのMedtronic (メドトロニック) は、本レポートの医療技術部門で最大かつ最強のポートフォリオを有しており、糖尿病のモニタリングから最小侵襲手術(Minimally Invasive Surgery)までを可能にする技術を開発しています。
医薬品と情報技術(IT)がリードする、スピード感のあるイノベーション
医薬品、IT、化学・素材、エレクトロニクス、半導体の 5 業界が、新たな課題に挑む企業として Top100 にランクインしています。
- 医薬品業界では、COVID-19 の長期化と世界的な高齢化により、新たな治療法への需要が高まっており、引き続き上位を維持しています。
- IT産業は、パンデミックによって加速されたデジタル技術の導入に伴い、多様な企業が参入し、2位となりました。
- 半導体業界は、最近の供給ボトルネックへの対応や、電気自動車に搭載されるチップなど、気候変動などの地球規模の課題解決に不可欠な技術の開発など、多方面にわたって技術革新を進めていることで上位にランクインしています。
イノベーションにおいて地域による差は顕著であり、新規参入社は新たな視点をもたらす
本レポートでは、一部の分野におけるイノベーションが、特定の国や地域に集中していることが示されています。例えば、米国はTop100に他のどの国よりも多くランクインしており、特にITや医療技術で高い評価を得ています。一方、中国と韓国は、エレクトロニクスと化学・素材産業において、従来からの強みを引き続き発揮しています。
昨年のTop100の国別分析と比較すると、日本は2022年の1件から6件と最も増加し、中国は昨年の18件から13件と最も減少しています。
今年のランキングには、さまざまな地域や分野から27の企業が新たにランクインしており、今日のイノベーションの多様性を物語っています。最もエキサイティングな新規企業の中には、イノベーションの勢いがもたらす変革のインパクトを紹介する企業もあります。スウェーデンのVälinge Innovation(バーリンゲ・イノベーション社)は、化学物質および材料のカテゴリーで最も高い特許価値を有していますが、硬質フローリング技術のメーカーへのライセンス供与に基づく魅力的なビジネスモデルでも際立っています。
本レポートのダウンロードは、http://www.lexisnexisip.com/innovation-report-2023 をご覧ください。
LexisNexis® Legal & Professionalについて
LexisNexis® Legal & Professionalは、法律、規制、ビジネス情報と分析を提供する世界有数のプロバイダーで、顧客が生産性を高め、意思決定と結果を改善し、世界中で法の支配を推進するのを支援しています。デジタルのパイオニアとして、同社はLexis®およびNexis®サービスにより法律およびビジネス情報を初めてオンライン化しました。世界150カ国以上の顧客にサービスを提供し、10,500人の従業員を抱えるLexisNexis Legal & Professionalは、専門家や企業顧客向けに情報ベースの分析と意思決定ツールを提供するグローバル企業、RELXの一員です。
LexisNexis® Intellectual Property Solutionsについて
LexisNexis Intellectual Property Solutionsは、世界の企業のビジネスイノベーションに明快な情報を提供します。イノベーターが十分な情報を得た上で意思決定を行い、生産性を高め、規制に準拠し、最終的にビジネスの競争優位性を獲得できるよう支援することで、より多くの成果を上げることができるように支援します。弊社のワークフローおよび分析ソリューション(LexisNexis® IP DataDirect、LexisNexis PatentAdvisor®、LexisNexis PatentOptimizer®、LexisNexis® PatentSight®およびLexisNexis TotalPatent One®)により、企業はより効率的かつ効果的に有意義なイノベーションを世界に提供することが可能になりました。私たちは、人類をより良くするために努力しているイノベーターたちを直接サポートし、お役に立てることを誇りに思っています。
【報道機関の方からの問い合わせ先】
LexisNexis Intellectual Property Solutions
広報担当 奥村
Tel:03-5561-3588
Email: [email protected]
URL: https://www.lexisnexisip.jp/
Table of Contents:
4.検索式の提案を受け入れた後も英語のテキストを入力し続けるとどうなりますか?
8.ガイド付きシンプル検索の提案を受け入れず、以前と同じように英語の検索キーワードを実行することができますか?
9.検索式の提案を受け入れた後でも、最初に入力した検索式に戻すことはできますか?
12.ガイド付きシンプル検索で現在サポートされている機能は?
13.ガイド付きシンプル検索が現在サポートしていない機能は?
1.ガイド付きシンプル検索とは何ですか?
ガイド付きシンプル検索は、TotalPatent One®検索機能の拡張版で、英語のプレーンテキストに基づいて検索式を簡単に作成できる機能です。検索構文以外の英語のテキストを検出すると、検索式を提案します。この機能を使用すると、TotalPatent One®の検索式に関する専門知識がなくても、検索式を作成し、実行できるようになります。
2.ガイド付きシンプル検索の使用方法を教えてください。
TotalPatent One®の検索ボックスに、英語のプレーンテキストとして検索構文を入力してください。ガイド付きシンプル検索は、入力された内容から自動的にTotalPatent One®の検索式への変換を提案 します。提案された検索式はそのまま利用できますが、利用せずに英語のテキストを入力して検索することも可能です(詳細は質問8を参照してください)。
3.検索式の提案 を編集できますか?
はい、ガイド付きシンプル検索により提供された検索式は、提案を受け入れた後に検索ボックスで直接編集することができます。
4.検索式の提案を受け入れた後も英語のテキストを入力し続けるとどうなりますか?
検索式の提案を受け入れた後に検索の実行を続けると、ガイド付きシンプル検索はその後も構文以外の英語の検索キーワードを検出するたびに、検索式を提案します 。
5.以前と同じ検索構文を使用して検索式を入力できますか?
はい、従来どおりTotalPatent One®の検索構文を使用することができます。検索ボックスに必要な構文を入力した場合、またはオブジェクト検索を使用して 検索式を作成した場合、ガイド付きシンプル検索はそれ以上の提案を行いません。
6.提案された検索式の意味を知るにはどうすればいいですか?
提案された検索式の理解を深めるには:
1)ガイド付きシンプル検索の「提案」ウィンドウの検索フィールド名または演算子の上にマウスを合わせると、その内容を説明するツールヒントが表示されます。
2)提案を受け入れた後、提案された検索フィールド名それぞれに対応する検索項目が検索ボックスの下に示されます。
7.ガイド付きシンプル検索の提案には全文の検索フィールド名が含まれていますが、Total Patent One®ユーザーマニュアルや構文ガイドには略式の検索フィールド名しか示されていません。なぜですか?例:TitleAbstractClaim:() に対してTAC:()
一般に、Total Patent One®の検索フィールド名は略式ですが、ガイド付きシンプル検索の提案に示される検索フィールド名では、構文に慣れていないユーザーの方でも、提案を簡単に理解していただけるよう全文形式を導入しました。
検索式を入力する場合、全文の検索フィールド名を使用できますが、構文ガイドやマニュアルに示されているように略式の検索フィールド名を今まで通り使用することも可能です。
8.ガイド付きシンプル検索の提案を受け入れず、以前と同じように英語の検索キーワードを実行することができますか?
はい、検索式の提案を無視して、入力した内容の検索式を実行することができます。検索式の提案が不要な場合は、ガイド付きシンプル検索のパネルを折り畳むことも可能です。
英語のプレーンテキストの検索キーワード(例えば、”umbrella”)は、今まで通り原文の英語または機械翻訳文献の両方を含む全文検索フィールド名:titles OR abstracts OR claims OR Descriptionsで検索されます。これは、ガイド付きシンプル検索のリリース前と変わりません。
9.検索式の提案を受け入れた後でも、最初に入力した検索式に戻すことはできますか?
はい、検索式の提案を受け入れると、最初の入力内容が「提案」ボックスに表示されるようになり、検索ボックスにもう一度適用させるオプションがあります。
留意点:検索式を繰り返し変更した(プレーンテキストの追加、提案された検索式の許可を複数回行った)場合、最後に入力した内容にのみ戻すことができます。
10.ガイド付きシンプル検索は、セマンティック検索ですか?
いいえ、セマンティック検索ではありません。ガイド付きシンプル検索は、英語の検索キーワードが入力されると、その入力内容をピックアップしてTotalPatent One®の検索フィールド名と演算子に変換し、TotalPatent One®の検索式として提案します。
セマンティック検索とは異なり、ガイド付きシンプル検索は、検索キーワードやその同義語の文脈的意味に基づいた検索結果を自動的に導出しません。
11.検索式の提案はどのように生成されますか?
検索式の提案は、ユーザーが入力した英語の検索キーワードに基づいて作成されます。ガイド付きシンプル検索は、入力された多種多様な単語を識別し、適切な検索フィールド名と演算子に変換して、TotalPatent One®の構文に適した検索式を作成します。
ただし、提案された検索式を必ず確認していただき、必要に応じて変更していただくことを強く推奨します。
12.ガイド付きシンプル検索で現在サポートされている機能は?
英語のみの検索式
350ワード以下の検索式
ガイド付きシンプル検索は、現在、以下の検索項目とコンセプトを認識しており、提案可能です:
a.テキストフィールド:キーワード
b.譲受人:会社名、オーナー
c.人:発明者名
d.国:公報発行国、出願国、優先権主張国
e.場所:会社・発明者の居所(住所)
f.日付:発行日、出願日、優先権主張日
g.リーガルステータス
h.特許の種類:意匠、実用新案、特許
i.引用:被引用及び引用特許の検索
j.IPC/CPC分類
k.公報グループ:登録または公開
13.ガイド付きシンプル検索が現在サポートしていない機能は?
英語以外の言語の検索式
350ワードを超える検索式 – (この上限を超えると検索式の提案は提供されません)
ワイルドカード(提案する検索式にはワイルドカードが含まれません)
ガイド付きシンプル検索は、現在、以下の検索項目とコンセプトを認識していないため、提案しません:
a.製薬関連の検索項目:『オレンジブック』のデータ及びSPC
b.IPC/CPC以外の分類
c.リーガルステータス日付、リーガルイベント、異議申し立て/訴訟イベント
d.審査官・弁理士/弁護士名と住所
e.数: 請求項数及び引用数
f.番号フィールド:公報番号、出願番号、優先権主張番号
g.引用コード
h.テキスト形式の日付と数字(例えば、January two twenty twenty two)
i.大文字と小文字を区別する検索:Truecase
j.フォルダ及び注釈
k.テキスト中の否定表現(例えば、”Dog food without preservatives”の”without”は検索キーワードとみなされます)
14. ガイド付きシンプル検索を無効にするには?
ガイド付きシンプル検索は、「環境設定」で無効にすることができ、いつでも再有効化できます。